- 不快指数シミュレーション
- 2−2 結露しにくい仕組み 梅雨・夏編
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2017.02.05 Sunday
健康住宅の条件に対する山栄建設の取り組み
2 ダニの発生密度の低い住宅
2−2結露しにくいしくみ 夏編
「夏も家は結露します」と言うと、「冬に結露はみたことがあるけど、夏には見たことが無いよ」と言われます。
それもそのはず、夏の結露が恐いのは床の下や壁の中など見えない場所で発生するからです。
たとえば、湿度の高い時ドライブをしていてトンネルに入ると、雨は降っていないのに道路が濡れているのに気がつかれた事がありませんか?
これと同じ現象が家の床の下でもおこります。ただ・・・見えなかっただけです。
影である床の下は外気の温度よりおよそ5℃も低くなります。
外気の温度が35℃ 湿度86%の時、たとえば床下が30℃だと換気口から空気が出入りするので床下の湿度は100%になります。
また、エアコンで冷房した部屋の窓が30℃以下になると、結露が発生します(グラフ参照)
コンビニのようにガラスを多く使われた店舗で梅雨時期にみることがあります。
冬の窓の結露は室内側に発生しますが、夏の結露は窓の屋外側に発生します。
梅雨時期・夏の高温多湿対策としてどのような対策をとっているかは家を選ぶ際の大きなポイントです。
山栄建設の家FB工法には基礎に換気口がありません。
床下は外部と直接つながっていないので外気の直截な進入がありません。宇宙船のようなイメージです。
外気がいくら湿っていようと床下には影響がでないということです。
では、床下の換気はどうしているのかということになりますが、熱交換換気扇で熱と湿気をやりとりして外気をすべて床下に入れることにより換気をおこなっています。この換気システムについてはまたの機会に説明します。
- 2−2 結露しにくい仕組み1
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2017.02.05 Sunday
健康住宅の条件
2ダニの繁殖密度の低い住宅
2−2結露しにくい仕組み 冬編
空気は温度によって水蒸気を含む事が出来る量が変わります
縦軸に空気が水蒸気を含む事が出来る量
横軸に空気の温度を表わします
□がその温度の時に水蒸気を含む事が出来る量(コップ)です。
冬の室内の理想の温度20℃ 湿度50%のイメージです
4つのコップの半分である2個が満たされています
この状態から、空気が10℃になると
10℃にはコップが二つしかないので いっぱいになりました
湿度100%のときの温度を露点温度と言います
このまま、空気が0℃になると
0度にはコップが一つしかないので
コップ1個分があふれます
このあふれたものが結露として目にみえる現象になります。
まとめると、以下の表になります
冬にリビングを20℃に温め、 加湿器で50%にした場合
暖房していない場所 押し入れや隣の部屋、玄関などや温度が低い場所 窓ガラスや壁の中などで結露が発生します。
結露にはやがてカビが生え、ダニのエサになり大量のダニが発生し、その死骸や糞やカビの胞子が体内に入るとアレルギーの原因になります
◆山栄建設が冬には床下の暖房機で24時間 床下、壁の中、天井裏を暖め家をすっぽりと暖かく包み込むのは、家の中に露点温度以下の場所を極力作らないようにして結露の発生を抑えるのが目的です。
- 2 ダニの繁殖密度の低い住宅
- 1−4 カビアレルギーについて
- 1−3 露点温度シュミレーション
- 1−2 結露しにくい仕組み 4
- 1−2 結露しにくい仕組み 3
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2017.02.03 Friday1−2 結露しにくい仕組み 3空気は温度によって含む事が出来る水蒸気の量が決まっています。暖かいほど多くの水蒸気を含む事が出来ます。◆温度20℃、湿度60%の空気は12℃以下の物や場所に触れると結露します。窓ガラス、トイレ、押入等、暖房していない部屋が結露するように湿気は 暖かい場所から 冷たい場所に移動します山栄建設の家 FB工法が素晴らしいのは部屋の空気より 壁の中の空気のほうが暖かいということです壁の中に向かっての 湿気の移動が物理的にありませんもう一つ 従来の部屋の中に暖房機がある暖房方法では トイレや押入れ 脱衣場などの温度と暖房機のある部屋の温度に差がでますがFB工法の暖房方法では 家じゅうをすっぽり暖房するので温度のムラがほとんどありませんさらに 熱交換換気扇により 24時間計画換気されています。カーテンをしていると結露するのは そこだけ空気が動かないからです。◆高断熱・高気密に住宅をするのであれば計画換気と家のなか全ての場所の温度を同じにすることが 必要です